耳寄りな講演会inオンライン 「認知症を知ろう!~認知症の人とのコミュニケーションのコツ~」

令和5年10月3日、石川県介護福祉士会様からのご依頼で、耳寄りな講演会「認知症を知ろう!~認知症の人とのコミュニケーションのコツ~」をオンラインで実施しました。8人の方が参加されました。講師は看護部の中川看護師です。研修会の講師としてのご依頼でした。

認知症の症状は物忘れだけではありません。計画通りに物事を進めるのが難しくなる「実行機能障害」や、時間や場所、人の感覚が障害される「見当識障害」などがあります。認知症の方自身もこれらの解決方法がわからず、思いを表現できずに不安になってしまいます。その人がどのような障害があるのか理解し、安心してもらえるようなコミュニケーションをとることを心がけることが大切です。

「メラビアン法」というコミュニケーションの法則があります。視覚や聴覚からの情報がコミュニケーションに与える影響の割合は約9割を占めていて、話の内容はわずか7%です。そのため、表情や声のトーンを意識することが大切になります。認知症の人とのコミュニケーションのコツをいくつかご紹介しました。表情やジェスチャーを大きめにとるとよいです!認知症の方は注意や視空間認知が難しい場合がありますので、わかりやすく示すことで安心感をもってコミュニケーションを行うことができます。

講演終了後には「初心に立ち返って明日からの仕事で実践したい」と感想をいただきました。今回の講演会が今後の活動の手助けになれば幸いです。