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■成功に笑顔 中国人男性と家族「日本の医療に感謝」■
【記事内容】 【野々市の病棟で腰痛手術】 県内で暮らす息子家族に会うため来日中の中国人男性が持病の腰痛を悪化させ、27日までに野々市町の金沢脳神経外科病院で手術を受けた。当初は手術を嫌がっていた男性は、小さな切開で済む最新の執刀法の説明を聞き、安心して手術に臨んだ。28日には退院できる予定で、一家は「家族そろって日本の正月を迎えられる」と喜んでいる。 手術を受けたのは、中国山東省栄成市で農業を営む銭煥乾(せんかんけん)さん(63歳)。能美市に住む息子剛(ごう)さん(37歳)と孫の柳瑛(りゅうえい)君(13歳)らに会えることを楽しみに、11月中旬、3年ぶりに来日した。 もともと腰痛持ちだった銭さんは11月下旬、重い物を持った拍子に歩けないほどの腰の痛みと足のしびれを訴えて、金沢脳神経外科病院を訪れた。佐藤秀次院長が診察をした結果、腰椎の脊柱管が狭くなり中の神経が圧迫される「腰部脊柱管狭窄症」であることがわかった。急きょ、佐藤院長が得意とする顕微鏡下の小切開手術(MD法)を受けることになった。 手術を受けても腰痛が良くならない人を中国で見てきたという銭さんは初めのうち執刀を怖がっていたが、切開が2cm程度と小さく、短時間に行えて術後の回復も早いMD法の説明を受け、安心したという。 同病院が外国人患者を受け入れるのは銭さんが初めてで、医師や看護師は簡単な中国語を勉強するなどして銭さんの緊張がほぐれるように努めた。また、看護師の中に中国語が堪能な人がいたことも、医師と銭さんの意思疎通に役立った。 手術は18日に行われ、無事成功した。翌日には歩いてトイレに行けるほど傷は小さく、術後わずか10日で退院が認められた。 剛さんは「日本の医療のおかげで思わぬ親孝行ができた」と感謝し、銭さんは「まさか日本で手術を受けることになるとは思わなかったが、病院の皆さんが大変良くしてくれて安心した。これで中国に帰っても畑仕事に精が出せる」と笑顔で話した。 |
