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■2004年8月1日発行 夏季号(第15号)■

腰椎椎間板ヘルニア治療に思う
ふれあい看護体験について
登録医療機関紹介コーナー
「センカンドオピニオン」をご存知ですか?
木曜日の病院長の診察は、山本診療部長に変更
患者さんコーナー
脳神経外科講座シリーズN
旬の食材を使って
屋外散歩を行いました
当院に対する「ご意見」
病院駐車場のご利用について
QCサークル活動を始めました
第50回救急症例検討会開催
編集後記

”腰椎椎間板ヘルニア治療に思う”

 腰ヘルニアの治療では、保存的治療が優先され、手術治療はその効果が得られない場合の最後の手段と考えられてきました。しかし、「先ず、保存的治療ありき」の治療方針は、これから先も正しいでしょうか?答えは否でしょう。なぜなら、保存的治療では十分な改善の得られない患者さんが現に存在するからです。これらの患者さんでは、発症早期に手術治療を行うことで痛みに苦しむ期間を短縮でき、より早期に通常の生活への復帰が可能になります。本院を受診される腰ヘルニアの患者さんの中には、長い間、痛みに耐え、生活に支障を来している方が少なくありません。保存的治療に見切りをつけての受診です。
  腰ヘルニアの手術治療を早期に判断することの困難であった時代、さらに手術治療が高いリスクを伴った時代には、「保存的治療で粘る」ことはやむを得ないことであったと思われます。しかし、高性能のMRIによって、ヘルニアによる腰神経の圧迫程度が鮮明に描出され、手術顕微鏡(または内視鏡)を用いた安全で低侵襲の手術法が確立された今日、手術治療に踏み切る判断の遅れから、患者さんの苦痛と不自由を不要に引き延ばすことは何としても避けねばなりません。今後、腰ヘルニアの手術治療に対する患者さんの期待は益々高まるものと確信しています。

病院長 佐藤 秀次


"ふれあい看護体験について"

 ふれあい看護体験が5月8日(土)、当院で行なわれました。 
 松任市在住の小学6年生、中学2年生とそのお母さん達、計4人が体験しました。
 車椅子や歩行の介助を通して懸命に励む患者さんに感動。
 ふれあうことで看護する事や、命の大切さを理解し、関心を深めた日でした。

3病棟師長 宮腰 良子


”登録医療機関紹介コーナー”
井村内科医院
理事長 井村 優 先生

 「おかえり祭り」で有名な美川町は、JR美川駅や北陸自動車道美川ICがあり、交通至便な町として近年、住宅地が整備され、人口が増加しています。
  今回ご紹介する「井村医院」は、そのJR美川駅から手取川に向かって徒歩7分の場所にあります。院長の井村先生は、日本透析医学会専門医であり、国家公務員共済 北陸病院で循環器科医長と人工透析センター長を務められた後、昭和57年9月に出身地である現在地に開業されました。開業と同時に、腎不全で悩んでおられる患者さんのために、人工透析センターも併設し、現在も、透析センターには、30名の患者さんが一日おきに通院しておられます。先生に透析患者さんの通院圏を尋ねますと、金沢市や小松市、鳥越村など遠方からも通院して来ているとのことであり、先生に対する患者さんからの信頼の高さに驚かされました。
また、先生は、生活習慣病である高血圧症、糖尿病、狭心症、高脂血症などの患者さんも診ておられますので、体がむくむ方、はきけや頭痛がする方、疲労感がある方、食欲がない方、無気力となることがある方など諸症状が感じられたら先生にご相談してみてはいかがでしょうか。常に患者さんを第一に考えておられる先生であり、自分の診療した患者さんについては、最後まで責任をという姿勢で診療にあたっておられます。そんな先生ですから、通院が困難になった患者さんのお宅への訪問診察も積極的に取組んでおられ、先生の“一貫した患者さんへの思いやり”は、「かかりつけ医」として、本当に“頼りになる町のお医者さん”という感じです。


”「セカンドオピニオン」をご存知ですか?”

 セカンドオピニオンとは、本来「主治医以外の医師の意見」という意味です。現在かかっておられる主治医による診断結果や、治療方法の説明のほかに、他の医師(あるいは他の医療機関)の意見も聞き、「納得して治療を受けたい。」と思う患者さんがいらっしゃいます。例えば、「 “未破裂脳動脈瘤”って診断だけど、ほんとうに手術しなければいけないの?」とか「今の“腰の治療”が自分の病状に適しているのか、専門医の意見を聞いてみたい。」とか「自分の症状にあった脳の専門医(あるいは脊椎の専門医)にかかりたい。」など、そんな時は、どうぞ当院にご相談ください。セカンドオピニオンに応じています。
  また、当院での診断結果や治療方法に心配や不安をお持ちの方で、「他の医療機関でのセカンドオピニオン」をご希望される方にはご希望の医療機関へご紹介しています。


”木曜日の病院長の診察は、山本診療部長に変更”

従来、毎週木曜日(午前)に行っていました病院長の診察は、手術等の増加により、7月29日(木)から山本診療部長に変更となりました。


”患者さんコーナー”
下野 久雄 様

「いい先生に出会えて」 

「下野さん手術終わったよ、もう痛くないよ、大丈夫だよ。」術衣姿の院長先生のめがねが優しく語りかけてくれた。二十数年の苦痛から解放された瞬間である。思わず有難うございましたと言葉が出た。続いて"お父さん"と妻の顔が大写しに、ほっとした。家族の顔が脳裏に浮かんだとたんに涙が。
  思えば他所でヘルニアと診断されたが、右足のシビレ、傷みが強くなり我慢しきれなくなって、医療情報を求めた日々。インターネットでヘルニア治療の当病院を知り、6月10日に入院、即日院長先生より診断が下った。
「重症ですね、手術すれば痛みが取れますよ、なおしましょうね」院長先生のその一言に大きな力をいただいた。十六日、院長先生によるMD法手術、術後の痛みも少なく、寝返りしてもいいですよに驚く。
  そして今、あの時の苦痛がうそのように無くなり歩行のリハビリ中です。
  当病院で驚いたこと、その一つは、(財)日本医療機能評価機構認定病院であることです。 500からなる審査項目を全てパスするには、大変な苦労があったと思います。県内にこんなに高度で患者思いの病院があったことは、大変有難く敬意を表さずにはおれません。
  加えて、地域医療の先端として、280の医療機関とのネットワークの展開は地域民にとってなんと心強いことでしょう。そして診療の質の充実はもとより、年間280件の手術実績、救急搬送年間491件救急隊員に対する救急症例検討会の定期開催、高性能医療機器の導入等、当病院がいかに地域を考え、地域に密着しているかを感じさせられます。
  これひとえに、院長先生の「患者の心を我が心とする」まるで菩薩のような優しさと、医療に対する情熱、卓越した医療技能と先見性により実現できたものと思うのは私だけでしょうか。
  佐藤秀次院長先生に感謝、感謝。
  最後にお願いですが、医療ネットワークを能登地区にも広めてください。宜しくお願い致します。


”脳神経外科講座シリーズN”

本症は稀な疾患であり、入ロ10万人あたり年間1〜2人の発見率です。約80%は50歳未満で、その内の約20%を20歳未満が占めています。本症は青少年で脳出血を起こす代表的疾患として知られています。男女比は2対1で男性に多くみられます。

特徴
血液は正常血管では、動脈から毛細血管、そして静脈へと流れます。ところが、本症では、毛細血管を介さず動脈血が直接静脈へ流れ込むため、静脈は著しく拡張します。そのため、動静脈奇形は脳血管撮影ではあたかも大小無数の蛇が絡み合った塊のように見えます。

症状
脳出血による発症が約60%、痙攣が約20%、麻痺や視野障害などの神経症状で発症するものが約20%です。出血発作のピークは15〜20歳にあります。

診断
脳出血はCTスキャン、動静脈奇形はMRI(図1)、CT血管撮影(図2)、さらに脳血管撮影などによって診断されます。

治療
大きな脳内血腫を伴う場合には、救命のために緊急手術が必要なことがあります。動静脈奇形からの再出血を防止するためには、可能ならば手術による奇形摘出を行います。摘出が危険を伴う場合には、ガンマナイフなどの放射線治療が行われていますが、いかなる治療法も困難なため白然経過を観察せざるを得ない場合もあります。


”旬の食材を使って”

"太胡瓜と金時草の酢の物〜加賀野菜を使って"

〜 材料(4人前)〜
太胡瓜・・・・・・1/2本
金時草・・・・・・1わ
卵・・・・・・1個
海老・・・・・・4尾
ゼラチン・・・・・・少々
(合わせ酢)
酢/砂糖/塩/醤油・・・・・・各適量
サラダ油・・・・・・少々
酒・・・・・・少々

〜作り方〜
 先日あるお店で出していただいた料理をご紹介します。見た目に美しい金時草の絞り汁を使ったゼリーがポイントです。
最近加賀野菜が注目されています。地元の野菜を使っておもてなし料理を作ってみませんか? 【作り方】
@金時草はゆでて軽く絞る。絞り汁に酢少々を入れ、ふやかして置いたゼラチンを加え溶かした後、冷やし固める。(酢を入れることで鮮やかな紫色に変わります。)
A卵は錦糸玉子にする。
B太胡瓜は薄く切り、軽く塩を振っておく。
C海老は皮をむき背わたを取り除き酒で炒り付ける。
D器にそれぞれ盛り付け、金時草ゼリーを細かく砕いていれ合わせ酢をかけて頂く。

〜使用食材の効能〜
◎金時草の効能
  独特の風味とぬめりが特徴の加賀野菜です。ビタミンA,鉄分,カルシウムを含みます。鮮やかな紫色はアントシアニンが含まれているためです。

栄養部


”屋外散歩を行いました”

 年に一度の徳用公園までの屋外散歩が5月26日に行なわれました。
  入院患者68名、家族37名、職員49名の参加がありました。晴天の中、久しぶりに外の空気を吸い、ゲ−ムを楽しんだ患者さんの笑顔が印象的でした。


”当院に対する「ご意見」”

◎5月15日のご意見 (女性・50歳・入院患者さん)
せめて、土曜日・日曜日の面会は午前中からでもできるようにしてください。お願いします。
 
ご不便をおかけして申し訳ありません。
一般病棟では、急性期治療や術後の処理などを行う患者さんが多く入院されており、従来の面会時間は正午〜午後8時までとなっておりましたが、今後は、土曜日・日曜日の面会時間は、午前10時からとさせていただきます。


”病院駐車場のご利用について” 

 来院者の増加に伴い午前中は病院駐車場が混み合い、お車でお越しの患者様には大変ご迷惑をおかけしております。患者様専用の駐車場は、病院敷地以外に病院正面の道路を挟んで向い側の職員駐車場の一角にも設けてありますので、病院駐車場が満車の際は、恐れ入りますがそちらの駐車場をご利用いただきますようお願い申し上げます。


”QCサークル活動を始めました”

QCサークル活動は、現場で働く職員が小グループを作り、職場のなかの問題を白主的に解決していくことにより白己啓発、相互啓発を図り、サークルメンバー全員の能力を高め、明るく活力に満ちた生きがいのある職場づくりをしようとするものです。当院では、4月にQCサークル推進委員会を設置して、6月に全職員を対象にQCサークル勉強会を開催し、現在15のサークルが誕生し活動を開始しています。この活動を通じて、メンバー全員が「品質(医療、看護、接遇など全てのサービス)第一」「患者様第一」の考えを貫くとともに、問題意識、改善意識を高く持ち、患者様満足の向上、及び地域医療への貢献を目指していきます。

QCサークル推進委員会長 熊橋 薬局長


”第50回救急症例検討会開催-さらなる救急医療のレベルアップのために-”

 6月23日(水)当院において、地域消防署(松任石川広域事務組合)の救急救命士及び救急隊員と当院の医師が、これまで当院に救急搬送された救急症例の検討会を開催しました。
  また、検討会に引続き当院の山本診療部長が「脳卒中時におけるプレホスピタル」について特別講演を行いました。


”編集後記”

 連日30度をこす暑さとなっています。梅雨もあけ、これから夏本番!十分な睡眠をとって、夏バテを予防しましょう。

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