■2002年10月28日発行 秋季号(第8号)■
■顔の見える連携
■登録医療機関紹介コーナー
■新来院患者のアンケート調査から
■救急入口の改善工事完了
■救急隊専用メール開設
■当院へ病院見学に来院されました
■救急隊と症例検討会を開催
■「当院に対するご意見」の対応について
■患者さんコーナー
■脳神経外科講座シリーズG
■旬の食材を使って
■薬剤師から患者の皆様へG
■道路案内板の設置
■編集後記
”顔の見える連携”
医療連携を立ち上げて以来、現在までに240有余の医療機関からのご登録をいただきました。最近、患者さんは遠方からも受診されており、医療連携は必然的にその範囲を広げています。
私は広報誌で繰り返し述べてきましたが、医療連携は医療機関がその役割を果たす上で今後益々重要になると共に、患者さんが良質で継続性のある医療を受けるために欠くことの出来ないものになります。紹介・逆紹介に際して、紹介先をより詳しく患者さんに説明できるなら、患者さんにとって大変心強いことになりましょう。このことは医師同士が顔を向き合わせ、お互いを良く知り合うことによって始めて実現するものと思います。このような考えから、私は登録医療機関の諸先生と集い、話し合える機会を積極的に作る考えでおります。その折にはご協力の程宜しくお願い致します。
佐藤 秀次
"登録医療機関紹介コーナー"
わかばやし眼科クリニック(野々市町太平寺)
院長 若林 謙二 先生
若林先生は、白内障に悩む方の極小切開手術(一、二日の入院で済む)と、近視(乱視)の方の矯正手術に積極的に取組んでおられます。どちらも早期回復を望む方々から「満足した」笑顔を得られておられるようです。
また、先生は眼科領域外の鑑別診断のため、当院への積極的な患者紹介を頂いております。当院から1.4kmと近く、双方の患者さんにとって、その点も利便を得ており好評のようです。
"新来院患者のアンケート調査から 〜医療機関からの紹介が第1位〜"
当院が、「患者さんにとって最も良い医療を選択」を基本コンセプトとして、地域の医療機関との医療連携に取り組んでから、この9月で約1年余りが経過しました。
当初は190の医療機関から登録を頂きましたが、月を追うごとに更に登録医療機関も増え、現在(14年9月末)では246の医療機関から登録を頂いております。改めて当院に寄せられた信頼とその責任の重さを痛感している次第です。
また、この間の紹介・逆紹介患者数も順調に増え、紹介患者の合計が1,600名(月平均:123名)、逆紹介患者の合計が1,096名(月平均:85名)で、初診患者に占める紹介患者が約30%、紹介患者に対する逆紹介患者の割合も68.5%と、医療連携システムとして順調に進んでいると思っております。
なお、今年8月に当院に初めて来られた「新来院患者」の方々からのアンケート調査を行いましたが、
“当院を選んだ理由”として「医療機関からの紹介」が第1位となりました。
これからも、脳神経外科の専門病院として、地域医療発展のために医療連携や救急医療の充実にむけて微力ではありますがお役に立てればと考えております。
新来院患者のアンケート調査結果(設問の一部を抜粋)
調査期間:8月1日〜8月31日
調査対象:上記期間中の新来院患者332名中救急患者及び時間外患者を除いた患者
回答者:222名(アンケート配布256名:回収率87%)
(当院を選んだ理由)
第1位 医療機関からの紹介・・・・・・・・・・・19%
第2位 専門病院として信頼できるから・・・・・・17%
第3位 家族の勧めで・・・・・・・・・・・・・・16%
第4位 知人の勧めで・・・・・・・・・・・・・・14%
第5位 人の評判を聞いて・・・・・・・・・・・・10%
第6位 自宅職場に近いから・・・・・・・・・・・9%
第7位 知人・家族が通院・入院しているから・・・8%
第8位 ホームページで見たから・その他・・・・・4%
第9位 医療設備が良いから・・・・・・・・・・・3% |
谷 寛憲
”救急入口の改善工事完了”
救急入口に段差があり、救急患者搬送時には救急隊員の方々に患者さんへの衝撃を与えない配慮をいただいておりました。 この度、その段差を解消し、また入口ドアを強風にも対応できる引き戸に改修いたしました。

”救急隊専用メール開設”
救急隊から要望のあった、当院と救急隊との救急隊専用メールを開設いたしました。この救急隊専用メールは、当院ホームページのトップページ右上に愛嬌のある救急隊のイラストに「救急専用メール受付」と表示してあります。これからも当院は、救急隊と様々な情報交換を通して、この地域における救急医療の一層の充実を図り、地域医療への貢献に努めてまいります。
”当院へ病院見学に来院されました”
9月3日に群馬県の医療法人社団ほたか会 ほたか病院の樋口総長、関施設長をはじめとして総勢9名の職員の方々が、当院の病院見学に来院されました。
これは、月刊誌「病院」(医学書院)に掲載された当院の特集記事「脳神経外科病院の特性を生かした療養病床の展開」をご覧になった樋口総長の強いご希望で実現したものです。
ほたか病院では、現在特殊疾患療養病棟の開設を検討しており、3病棟(今年4月より特殊疾患療養病棟)を中心に熱心に見学されていました。

”救急隊と症例検討会を開催”
9月4日、当院において、救急症例検討会(松任石川広域事務組合主催)が開催された。
この検討会は、これまで当院に救急搬送された救急症例を対象に、救急救命士や救急隊員と当院の医師とが、救急処置等について討議をするものです。最近の救急医療のレベルアップとともに、当日は、熱い討議が行われました。
また、検討会後に当院の梅森医師が「意識障害」について講演を行いました。
なお、今後は、松任石川広域事務組合主催の救急症例検討会の他に、当院が主催する救急症例検討会を毎年3月・6月・12月に定例として行うことが決まりました。

”「当院に対するご意見」の対応について”
当院では、病棟や外来周辺に「ご意見承り箱」を設置して患者の皆様や病院に来られた方から、当院に対する貴重なご意見を頂いております。今まで、皆様から頂いた主なご意見に対して当院の取り組みをお知らせいたします。総合受付前にも取り組みについて掲示してあります。
| ◎7月10日のご意見 |
| 売店にある品物に賞味期限が切れた物がある。 |
| 売店主に賞味期限について、特段の配慮をするよう指導いたします。 |
| ◎7月12日のご意見 |
| 病室の床掃除に、濡れモップを十分絞らずに拭くため、床が濡れた状態です。 |
| 快適な療養生活ができるよう清掃作業に対する指導を徹底します。 |
| ◎8月30日のご意見 |
| 職員の高齢患者さんに対する口の利き方が悪いので、もう少し口の利き方の勉強をされてはいかがか。 |
| 職員には、定期的に接遇マナーについてセミナーなどを通じて、教育をいたしておりますが、今後ともこのようなことのないよう教育を徹底いたします。 |
”患者さんコーナー”

「いつも心は元気で」
私がこの世に生を受けてからは、誕生の時に病院にお世話になり、成長してからは怪我をし、かぜを引き、高校では腹膜炎で入院しました。金沢脳神経外科でパーキンソンの治療を受け何年になるでしょうか。真剣に治療して下さるお医者様、優しく接して下さる看護婦さん、スタッフの皆々様、人情に泣ける日々もありまた。 「1つーつの病気」から多くのことを学び、多くの入々から教えて下さった口感謝の心」、私に出来る恩返し、ふと目にとまったのが「障害者と健常者の集い」で、参加させていただき一生懸命」に頑張る姿に心打たれました。以来、施設ヘボランティアへ行き、もう3〜4年はたったかと思います。 「人間生きるには、病気になります」でも一番なりたくないのは「みにくい心の病気」です。多くの人々から学ばせていただいた事を忘れず「二度と来ないこの一日一分を大切」にして、出会いが出来ることを願い命のままに生きて行ければ幸せと思っています。
”脳神経外科講座シリーズG”
脳動脈瘤が破裂した場合には、可能な限り早期に動脈の再破裂を防ぐ治療が必要です。動脈瘤を根治させるには、開頭して動脈瘤を直接つぶす方法と血管内から動脈瘤内にコイルを詰め、動脈瘤を血栓化させる方法があります。いずれの方法にも一長一短があります。
これらの治療法の使い分けは現在でもまだ確立されてはいませんが、私どもは
(1)動脈瘤が破裂か、未破裂か
(2)破裂の場合、急性期か慢性期か
(3)動脈瘤の大きさと部位
(4)患者の年齢と基礎疾患などから総合的に判断しています。
脳動脈瘤クリッピング術
開頭して動脈瘤の首に小さなクリップをかけて、動脈と動脈瘤の間を完全に遮断する方法(図1)。

血管内治療
動脈内を動脈瘤までカテーテルを進め、血栓化を促進する極細コイルを瘤内に詰める方法(図2 )
両者の決定的な違いは、頭を開くか開かないかであり、処理を動脈瘤の外から行うか内から行うかです。いずれの方法をとるにせよ、それぞれに異なるリスクがあります。また、どちらの治療も術者の技術と経験がものをいうことに変わりはありません。従って、十分な説明と同意のもとに治療が行われなければなりません。 次回はくも膜下出血に伴う問題とその治療について説明します。

”サーモンコロッケ”
〜材料〜
生鮭・・・・・100g
じゃがいも・・・・・中3個
たまねぎ・・・1個
ベーコン・・・・・・2枚
牛乳・・・・・少々
塩/こしょう/醤油・・・・・各少々
小麦粉/卵/パン粉・・・・・各適量
サラダ油
(付け合せ)
シメジ・・・・・1パック
クレソン・・・・・少々
ソース/ケチャップ・・・・・適量 |
秋風とともに食欲がましてきましたね
今回は定番のコロッケに旬の味を加えてみました。
「秋鮭」を使った熱々コロッケをお試しくださいね。
〜作り方〜
@ジャガイモは皮がついたままよく洗い竹串がすっと通るまでゆで、熱いうち皮をむいてつぶします。 Aたまねぎはみじん切りに、鮭は皮を除いて細かく刻みます。ベーコンも細かく切っておきます。
BAをフライパンに入れて炒めます。(ベーコンを先に入れると油分が出るので油をいれる必要はありません。)
C@とBをボールに入れ、牛乳を加え塩・こしょう・醤油で下味をつけます。
Dお好みの大きさに丸め、冷やしておきます。(熱いうちに衣を着けて揚げると破裂します)
E小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつけ、揚げます。
Fシメジは小房に分け酒蒸しにします。
G皿に熱々コロッケとシメジを盛り付け、クレソンを添えます。
〜使用食材の効能〜
◎鮭の効能
鮭は総合的に栄養価の高い食品です。中でもたんぱく質や脂質が豊富に含まれています。鮭の脂質にはDHA/EPAが多く含まれています。 DHAは魚の頭部や目の裏側、血合いなどに多く含まれます。また脂の乗った旬の時期に食するとより効果的に摂取することができます。またDHA/EPAは熱に強いため、加熱調理でもほとんど変化しないのが特徴です。
鮭は他の魚に比べビタミンA,B1、B2、D、E、B6も多く含んでいることから、たんぱく質の吸収が良いのも特徴です。 |
栄養部
”薬剤師から患者の皆様へD”
「薬の飲み合わせに注意しましょう」
薬は、それぞれの病気に有効であっても、多くの薬を一緒に飲むと効き目が強くなったり、また逆に弱くなったりすることがあります。これが「薬の飲み合わせ」といわれるものです。
問題となるような薬の飲み合わせは、そう多くありませんが、ひとたび発生すると重大な事故や副作用を引起こすことがあります。
近年、高齢化にともない色々な病気をもった患者さんが増え、それとともに、多くの薬を一緒に飲む機会が増えてきましたので、薬の飲み合わせには十分な注意が必要です。
「薬の飲み合わせ」を防ぐには、現在患者さん自身が飲んでいる薬をすべて、医師や薬剤師に話しておくことが必要です。患者さんが、普段どんな薬を飲んでいるか分からなければ、薬の飲み合わせの危険性が高くなるばかりか、同じ薬が重なって処方されると、効き目が強く現れ副作用を引起こす可能性もあるからです。
薬の名前が分からない場合は、実物を持ってきていただくか、実物がない場合は空のパッケージでもかまいませんので、必ず医師又は薬剤師にお見せ下さい。
●くすりについて疑問をお持ちの方は、何でもお気軽に薬剤師にご質問下さい。
”道路案内板の設置”
最近の新患増とともに、当院に来られる方々から「病院の場所がわからない」という問い合わせをよく頂きます。
そこで、道路案内板を国道8号線の富山方面から当院へ向う野々市町三日市沿いと福井方面から当院へ向う松任市乾東交差点沿いの2ヶ所に設置いたしました。

”編集後記”
今回は、原稿を規程の次数にまとめるという事の難しさを改めて感じました。
いつも原稿を書いて下さっている”諸先生方”に改めて感謝したいと思います。
また、紹介しました「サーモンコロッケ」は試食したところ”サクッ”&”ホクホク”でしたので、是非皆様もお試し下さい!
紙面に対するご意見やご感想などなど、何でも結構です、”ご意見箱”へお寄せください、お願いいたします。
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