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■2002年7月29日 夏季号(第7号)■

情報公開と医療連携
登録医療機関紹介コーナー
お知らせ
「当院に対するご意見」の対応について
ふれあい看護体験
ふれあい健康相談
屋外散歩
患者さんコーナー
脳神経外科講座シリーズF
旬の食材を使って
薬剤師から患者の皆様へC
患者さんのリハビリ作品
編集後記

”情報公開と医療連携”

 何かと批判の多い今回の医療法改正ですが、評価できるものもあります。その一つが医療情報の規制緩和です。今までは、医療機関を選択する判断材料は極めて限られ、口コミが主流でした。本来、医療機関自らが公開すべき情報、とりわけ患者さんが最も知りたい医療の質や安全性に関する情報は閉ざされてきました。 前回の広報誌で表明しましたように、本院はホームページ上に過去の手術件数と昨年度の主な疾患の手術成績を公開致しました。今後も、正確な治療成績の公開を進めて参ります。情報公開こそが透明性の高い病院づくりに不可欠と考えます。医療連携に関しては、引き続き病状の安定した患者さんの地元医療機関への紹介を進めます。 家庭医と私共がそれぞれの役割に基づいて、一致協力してその責任を果たすことが真に患者さんのためであると信じるからです。また、本院が在宅医療をどのような形で支援できるか、家庭医の諸先生と膝を交えながら話し合って行きたいと考えております。 今回から、医療連携コーナーは患者さんのための登録医療機関の紹介コーナーとさせていただきました。一回目は開院以来長きに渡りご協力いただいてきた安原医院を院長の安原 稔先生にご紹介していただきました。

佐藤 秀次


"登録医療機関紹介コーナー"
安原医院 松任市田中町
院長 安原 稔 先生


 金沢脳神経外科病院から徒歩で数分の所に私の医院があります。病院から最も近い医療機関というメリットを生かし、同じ病院内で診てもらっているような感覚で対応していただいており、患者さんにも喜ばれています。患者さんも何か症状があったときには、まず当院に相談して紹介状を希望され、帰りには結果を持っておいでることが多く、かかりつけ医としての役割を果たしていると思います。佐藤先生には、私が診診連携を行っている他の診療所の先生との勉強会に、講師として何度か参加していただき、専門分野の最新情報を教えていただいています。私の専門は消化器内科ですが、病院の先生から相談を受けたり、検査のお手伝いをしたりすることもあります。また、看護師・薬剤師・受付の皆さんにもいろいろお世話になることも多く、医師同士だけでなく、病院全体としてのおつきあいをさせていただいています。


"お知らせ"

"7/1から火曜日、午後の診療を再開いたしました。"

"受付時間の変更のお知らせ"
8月より金曜日の夜間診療の受付時間を午後5時から6時30分までとさせていただきます。

"救急は24時間体制で!"
脳神経疾患の急病については24時間体制で診療しております。
ご来院ください。


"「当院の対するご意見」の対応について"

 当院では、病棟や外来周辺に「ご意見承り箱」を設置して患者の皆様や病院に来られた方から、当院に対する貴重なご意見を頂いております。今まで、皆様から頂いた主なご意見に対して当院の取り組みをお知らせいたします。総合受付前にも取り組みについて掲示してあります。

◎3月27日のご意見
病院玄関にある傘置き場に置いた雨傘がなくなってしまった。
濡れた傘でも病院の中に持ち込めるように整備してほしい。
傘置き場の横に「傘袋」を設置しました。濡れた傘も安心して持ち込めますので、お使いください。

◎4月4日のご意見
初めて診察を受けに来ても受付窓口を総合受付と勘違いしてしまう。
外来窓口が受付である案内表示をしてほしい。
玄関ホールに「初めて診察に来られた方は外来受付にお申し出下さい」と矢印を表示した案内板を設置しました。また、近くにいる職員にも気軽にお声を掛けてください。

ご意見箱


"ふれあい看護体験"

 ナイチンゲール生誕記念事業として、5月12日からの1週間が『看護の日』と制定されて久しいですが、当院も例年、一般の主婦を対象に「看護体験希望者」を受け入れています。
  今年は5月15日に主婦1名が、5月18日には、「親子で看護体験」希望者の母子2組がこの事業に参加されました。当日は、病院概要の説明、院内見学、病棟での看護、介護の実際を体験 されましたが、介護棟の患者さんのなかには白衣姿の児童とふれて、自分の孫とだぶるのか涙ぐむ場面がみられた。 「そばにじっと立っているだけでも彼女たちは癒しの役割をしている」それが実感でき、短い時間でしたが親子体験を受け入れて良かったと思いました。

ふれあい体験1 ふれあい体験2 ふれあい体験3

看護部長 出口 房子


”ふれあい健康相談”

 春は看護の日“ナイチンゲール生誕の日”にちなみ、5月22日に野々市町のNOA21で「ふれあい健康相談」を開催しました。「本当は自分の健康状態が気になるけど、病院に行くには……」という方にこの機会にご自身のからだのチェックをして頂ければ、と継続させて頂いています。回数を重ねるごとに相談者も増え、圧倒的に女性が多く体脂肪・骨密度測定に興味がもたれ、列が出来るほどでした。
  今回から薬剤師・検査技師も参加しての健康・栄養相談ともに関心がもたれ、結果的に144名(男性20名・女性124名)と昨年を上回り大盛況で終える事が出来ました。
  地域に根ざした病院として何が貢献できるのか、1人1人が、考え努力して参りたいと思います。
  今秋(9月頃)にも同じ場所で開催を予定をしていますのでどうぞお気軽にご来場ください。

ふれあい相談1 ふれあい相談2

看護師長 川場 輝香


”屋外散歩”

 5月15日、春の恒例行事となりました屋外散歩が行われました。目的地は、病院近くの徳用公園です。当日は晴天にも恵まれ、絶好の散歩日和でした。
  公園到着後は、看護部長の挨拶、ラジオ体操、そしてゲームと続きました。ゲームの間は、日頃見ることのできない患者さんの表情を見ることができ、私達職員も楽しませていただきました。そして何より、ご家族と楽しいひとときを過ごされた患者さんの笑顔が、とても印象的でした。

屋外散歩1 屋外散歩2


”患者さんコーナー”
中田 博 様

「生きている喜び」

脳梗塞、不整脈、高血圧、糖尿病、これらが私の病名です。平成元年、当金沢脳神経外科病院に入院。以来今日に至るまで、ご厄介になっております。佐藤院長先生、梅森部長先生の適切なご処置により、健康体の方達と同じような生活をさせて頂いております。これ一重に当病院の皆様方のおかげと喜び感謝申し上げております。
私、八月に八十歳になりま.す。八年前に妻を亡くし、以降独身生活を営んでおりますが、辛いと思わず、時代の波に押し流されないよう心がけております。 『入生は歳月を重ねて老いるのではなく、理想を失うとき老いるのだ』この言葉を座右の銘?として白分を戒め、他入に迷惑をかけないよう努力し頑張っております。出会いに感謝、仕事に感動、笑顔で元気におかげさまと、グランドゴルフで体を、推理小説で頭を鍛え、日々好日と毎日を楽しく生きている喜びを味わっております。


”脳神経外科講座シリーズF”

特徴
くも膜下出血とは脳表を被う薄いくも膜と脳のあいだのスペース(くも膜下腔)に出血した状態を云います。くも膜下出血を起こす病気は色々ありますが、成人では8割以上で脳動脈瘤が原因です。動脈瘤は動脈の壁の弱い部分が風船状に膨らんだものです(図1)。動脈瘤の壁の最も弱い部分(ブレブ)から出血が起こり、一瞬にくも膜下腔に広がります。精神的緊張、興奮、力みなどによる血圧上昇が動脈瘤破裂の引き金と考えられています。それまで健康な入が突然倒れる恐ろしい病気として良く知られるようになりました。

図1

症状
突然起こり、持続する激しい頭痛がくも膜下出血の最も特徴的な症状です。頭痛は短時間で頭全体に及び、嘔気や嘔吐を伴います。通常、手足の麻痺は起こりません。出血がひどいと、そのまま昏睡におちいり、死に至ります。出血が軽いと、頭痛は数日のうちに軽減し、風邪と診断される場合があるので注意が必要です。

診断
くも膜下出血が疑われたなら、先ずCT断層撮影を行います(図2)。これで診断できない場合は、腰椎穿刺を行います。これらの検査で、くも膜下出血と診断されたなら、MR血管撮影、CT血管撮影、あるいは脳血管撮影などを行って、脳動脈瘤の診断を行います(図3)。

図2 図3

治療
脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、可能な限り早期に動脈瘤をつぶし、動脈瘤からの再出血を防がなければなりません。脳動脈瘤治療の具体的方法は次回説明します。


”パンプキンプリン(南瓜プリン)”

〜材料(5個分)〜
(1)
南瓜・・・・・100g
牛乳・・・・・150cc
グラニュー糖・・・100g
(2)
生クリーム・・・・・・150cc
全卵・・・・・2個
卵黄・・・・・1個
バニラエッセンス・・・・・少々
(3)
グラニュー糖・・・・・100g
水・・・・・50cc
(飾り)
生クリーム・・・・・適宜
ミントの葉・・・・・1枚
   

夏のおやつには冷たいデザートに限りますよね。食欲の落ちるこの時期の栄養補給にむいています。高齢の方にも喜ばれる1品です。
夏休み、お子さんと一緒に作るのも楽しいと思います。器を南瓜に代えるのも楽しいですよ。
〜作り方〜
@小鍋に(3)を入れ火にかけ、カラメルを作る。好みの色になったら火からおろし、水50cc(分量外)を加える。(このとき、はねて危険なので注意してください。)
プリン型に入れ冷やしておく。 A南瓜は種を除き適当な大きさに切り、電子レンジでやわらかくなるまで加熱する。(目安は7分)
B鍋に牛乳、グラニュー糖、皮を除いたAの南瓜を入れ、火にかける。グラニュー糖溶けたら火からおろす。
Cボールに(2)を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
DBにCを少量ずつ加え、ミキサーにかける。
EDを裏ごしし、@のプリン型に流す。
F蒸気の上がった蒸し器に入れ、10分間蒸す。(オーブンを使う場合は湯を張った耐熱皿に型を並べ、20分間焼く)
G完全に火が通ったら粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす。
H泡立てた生クリームを絞り、ミントの葉を添える。

〜使用食材の効能〜
◎南瓜の効能
  発ガン、老化の原因である活性酸素を減少させるレチノール、ビタミンC、Eを多く含む食品です。
  毛細血管の働きを良くするビタミンEを野菜の中では効率よく摂取でき、糖質の代謝を助けるビタミンB1も豊富に含まれているので冷え性の方には積極的に摂っていただきたい食品です。
  ビタミン類の損失が少ないので、保存性に優れている点も大きな特徴の一つです。
  冷え性の方は「パンプキンポタージュ」などの温かい料理にされるとより効果的です。

栄養部


”薬剤師から患者の皆様へC”

”副作用について

 薬は、体内に入ると血液によって全身に運ばれ、目的である病変部に働いて病気を治したり、つらい症状を改善したりします。しかし、病変部だけでなく正常な部分にも作用して、本来の目的とは異なる働きをする事があります。これを、「副作用」といいます。
副作用は、身体にとって非常に不都合なものから、何もせずに自然に消失するものまで、症状の程度は様々です。軽いものも含めれば、副作用がまったくない薬はありません。ただし、発生頻度は一般に考えられているよりもはるかに低いものです。
副作用は誰でも心配なものですが、ただ恐れるだけでなく重大なものを回避するためにも、患者さん自信が気付くことが出来る副作用の初期症状や、発現した場合の対応について知っておくことが大切です。
副作用の初期は症状が軽くても、薬の服用を続けていると急激に悪化することがありますので、何か気になる症状(発疹、めまい、発熱、脈の乱れ、腹痛、だるさ、筋肉痛、しびれ等)が発現した場合は直ちに医師にご連絡下さい。


”患者さんのリハビリ作品紹介コーナー”

ネット手芸バッグ
作品名
「ネット手芸バッグ」


”編集後記”

今回紹介しました南瓜のプリンは簡単で、甘さもさっぱりしているので皆様も作ってみてはいかがでしょうか。
広報誌についてのご意見、ご感想も是非お寄せ下さい。

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