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■2002年1月28日発行 新春号(第5号)■

病院改革と医療連携
医療連携コーナー
火曜日午後休診についてのお知らせ
万一に備えて 秋の防火訓練
写真コーナー新設
接遇マナーセミナー
医療連携スタートから6ヶ月を経過して
脳神経外科講座シリーズD
リハビリ部の目標と方針について
患者さんコーナー
旬の食材を使って
本場越前の味を患者さんに
薬剤師から患者の皆様へB
当院が専門医として紹介されています。
患者さんのリハビリ作品紹介コーナー
ふれあい健康相談
編集後記

”病院改革と医療連携”

 昨年は病院機能評価の受審準備に明け暮れました。11月28日に訪問審査を終え、今は結果を待つ身です。この受審をきっかけにして、病院の隅々までを再点検し、ハードとソフトの両面で多くの改善を成し遂げたことは大きな成果でした。 この取り組みは、私共が求めて来た「患者中心の医療」の質的向上が目的であり、全職員が一丸となった結果、実現致しました。「患者中心の医療」の推進には、病院改革と併せて医療機関の機能・役割を生かした医療ネットワークの構築が大きな課題でした。この度、本院の呼びかけに約200に及ぶ医療機関が連携協力機関としてご登録いただきました。立ち上げてまだ間もないですが、既に多くの患者さんのご紹介をいただく一方、本院からはそれ以上の逆紹介を進めております。名のみで実のない医療連携に終わることがないよう、患者さんや医療機関の皆様のご意見・ご要望を十分に拝聴してまいります。 この度の医療連携コーナーには、大倉外科医院院長の大倉永央先生にご寄稿頂きました。先生は患者さんに配慮された病診連携を進めて来られました。引続き変わらぬご協力・ご指導を宜しくお願い致します。

病院長 佐藤 秀次


"医療連携コーナー"
大倉外科医院
院長 大倉 永央 先生

【外科系医療機関の一員として】

  新年おめでとう御座います。いつもは大変お世話になり有り難う御座います。この度は佐藤院長から、地域連携機関として一言ご意見をと、投稿依頼を受け快く返事をしました。 私の大倉外科医院は、金沢脳神経外科病院初代院長の鈴木尚先生の頃から、頭部外傷で問題のありそうな症例や頭部CTをお願いして参りました。休日でも、夜間でも快く引き受けていただき、お蔭様で今日まで続けて来ました。これも佐藤院長を始めとする金沢脳神経外科病院のお力添えの賜物と、深く感謝している次第です。 私たち外科系医療機関も昨年4月から、日曜当番医制を採って、地域医療に取り組んでいますが、金沢脳神経外科病院は、特科として外してほしいとの申し入れがあり、その代わり頭部外傷はいつでも受け入れますとの了解で、外科系医療機関の一員として協力して頂いています。
  これからも地域医療の専門病院として、北陸のみならず日本の脳外科病院として発展されることを祈念いたします。


"火曜日午後休診についてのお知らせ"

入院検査・治療・手術などの増加に伴い、さらに脳神経外科専門医の確保の困難さもあって、
毎週火曜日午後の外来診療をしばらくの間、休診せざるを得なくなりました。
患者さんには大変ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありません。
ただし、医療機関からの紹介患者さんや救急車による搬入患者さんは、重症者が多いため、従来通りの診療を行いますのでご了承下さい。
今後、医師の確保が出来次第、火曜午後の診療を再開する予定です。

病院長 佐藤 秀次


"万一に備えて 秋の防火訓練"

 秋の火災予防運動が始まった11月9日、当院でも野々市消防署や松任消防署のご協力を得て防火訓練が行われました。訓練は深夜5階リネン室から出火との想定で行われ、病院職員と消防隊員が本番さながらに訓練に臨みました。

秋の防火訓練


”写真コーナー新設”

 この度、外来待合通路に写真コーナーを設けました。ここには、野々市町の写真愛好家で結成する“フォトクラブ野々市”の方々の写真が四季折々に飾られ、皆さんの目を楽しませてくれることと思います。

写真コーナー新設


”接遇マナーセミナー”

 昨年10月19日、元日本航空スチュワーデスで、現在はホテル日航金沢フロント課の小島久枝氏をお迎えして、
「接遇マナーセミナー」”感じのよい言葉遣いをするために”を開催いたしました。スチュワーデスとして、またホテルウーマンとしての体験を交えた、社会人としての基本的なマナーと敬語の具体的な使い方といった実践的なセミナーで、心の通う接遇の大切さを改めて考えさせられました。

接遇マナーセミナー


”医療連携スタートから6ヶ月を経過して”

 脳神経外科の専門病院として、紹介を頂くだけの一方通行の医療連携ではなく、逆紹介を積極的に行う双方向の医療連携を目指してスタートした当院の医療連携は、6ケ月が経過しました。 当初目指したとおり、半年が過ぎた現在、当院から連携協力医療機関などに紹介するいわゆる“逆紹介患者数”は紹介患者数を上回っていることを、まずもってご報告いたします。
  昨年7月の医療連携のスタートと同時に医療連携の業務を行う「地域連携室」を最初に設置し、それと同時に、@連携協力医療機関A紹介・逆紹介患者B救急搬送患者に関する全ての情報がコンピューターによって管理できる “地域連携システム”を構築しました。
  また、患者紹介や救急患者搬送時に、紹介元の医師や救急現場の隊員と当院の医師とが直接会話できるよう、直通回線“紹介・救急ホットライン”を開設しました。 その後、河北郡以南の662の病院や診療所に対して連携協力医療機関としての登録をお願いし予想を上回る数の医療機関から登録を頂きました。誠に有難うございました。 当院としては、この登録の結果を嬉しく思うとともに、連携協力医療機関となって下さった先生方に対する責任の重さを痛感し、ご期待に添えるよう院長を先頭に病院をあげて取り組んで参ります。
  今まさに地域医療が注目され、変貌を遂げようとしているなかで、「その時、その場所、その地域で求められる医療」、それが地域医療であると当院は考えております。 最後になりましたが、連携協力医療機関として登録を頂いた先生方には心から御礼申し上げますとともに、今後ともよろしくご支援・ご協力のほどお願い申し上げます。なお、参考までに医療連携の概況を載せさせていただきます。

連携協力医療機関掲示板

1)登録件数 @医療機関:197件
A登録医師数:234人
2)登録割合 約30%
3)紹介患者数 月平均 79.2人
4)逆紹介患者数 月平均 84.0人
5)逆紹介率 106.1%
6)救急隊搬送患者数 延158人
最大39人(10月)
最少15人(7月)

事務長 谷 寛憲


”脳神経外科講座シリーズD”

@頚部脊柱管狭窄症とは
脊椎の中には脊髄や神経根などの神経組織を収め、保護している骨性の管腔構造があり、これを脊柱管と呼びます。この脊柱管の内腔が生まれつき狭いために、頚椎の年齢的変化で比較的容易に頚髄や神経根の圧迫が起こり、症状を呈したものを頚部脊柱管狭窄症といいます。

A症状と診断
症状は変形性頚椎症の場合と基本的には同じであり、神経根や脊髄の圧迫による、痛み、しびれ、手指の使いにくさや歩行障害、さらには排尿・排便障害などです。診断には、MRI、CTなどの画像検査のほか、一定条件下で撮影された頚椎X線撮影側面像が必要です。そこで計測された脊柱管前後径が12〜13ミリ以下のものを脊柱管狭窄症と診断致します。

B外科治療
本院の手術治療方針は、狭窄が1から2椎間に限定された場合は、頚椎症と同じくセラミックを用いた前方固定術を行います。一方、狭窄が3椎間以上に及ぶ場合には後方からセラミックを用いた背柱管拡大術を行い、脊髄の圧迫を取り除きます(図1〜4)。前方と後方にはそれぞれに一長一短があり、患者さんに適した方法を採用しています。いずれの方法でも手術は極めて安全ですので、本症で悩まれている患者さんは気軽にご相談下さい。

頚部脊柱管狭窄症の術前後MRI 頚部脊柱管狭窄症の術前後CT


”リハビリ部の目標と方針について”

 当院では、11名の専門スタッフにより急性期から慢性期までの一貫したリハビリテーション(理学・作業・言語聴覚療法)を行っております。当院は、急性期医療中心であることからできるだけ早い時期から確かな技術を提供したいと努力しております。  脳卒中の患者さんにおいては、ほとんどの方が身体に麻痺の後遺症が残ります。このような麻痺により退院後に生活への支障が生じるため、リハビリテーション部では安心した生活が送れるよう支援したいと考えております。具体的には、早くからご家族には訓練室に足を運んでいただけるようお願いしています。そして現在の患者さんの状態を理解していただき、今後どのようにしていく必要があるかを我々も含め常に皆様で考えていただきたいと思っております。
  また、自宅退院の近い方には、手摺りや段差の解消などのアドバイスを積極的に行っており、退院後の体力の低下を予防するために、生活面や自主訓練の指導も行っております。さらに外来にでは、言語発達遅滞児に対し、小児言語療法も行っております。
  今後ともできるだけ安心して満足したリハビリを提供し、楽しい生活を取り戻せるよう支援したいと考えております。

技士長 土山 裕之


”患者さんコーナー”

高木 昌喜 様

【ノンキな爺ちゃんの寝言】
余り好きになれない病院も長らくお世話になっていると愛情が湧くから不思議なものである。
金沢脳神経外科病院が「日経ビジネス」において療養部門で全国561病院の中で第21位の評価を受けたことは創立20周年中の病院の快挙であり何だか我が事のようにホカホカと嬉しくなったものである。
世の中は成るようにしか成らないものである。逢うだけの事は逢わねば事が済まない。何の為にもならぬ心配をするよりは「人事を尽くして天命を待つ」の精神で病気は病院の温顔溢れる先生方と、笑くぼも可愛い神の心にならねば出来ない献身の看護に励む彼女達にお任せして良い事のあることを信じて明るく六階の展望を楽しめばスッキリ万才である。

【ボケ川柳】
病院の窓へ5度目のサヨウナラ
出る咳を叱りリハビリ参加する
看護師の温いお手手を有難う
小春日は馴染みの鳩も高く舞い
看護婦が笑へば患者皆笑い
病院のお風呂に命、伸ばす幸
まさき


”レンコンハンバーグ”

〜材料(4人分)〜
小坂レンコン・・・・・200g
やまいも・・・・・150g
木綿豆腐ー・・・1丁
鶏ひき肉・・・・150g
ネギ・・・・・・2本
卵・・・・1個
片栗粉・・・・・大さじ2杯
にんにく・・・・・1片
オリーブオイル・・・・・少々
塩/胡椒・・・・・少々
大根・・・・・200g
味ぽん・・・・・適宜
ゆず・・・・・少々
《付け合せ》
ブロッコリー
ミニトマト

 今回は加賀野菜の一つ「小坂レンコン」を使った料理をご紹介します。
  レンコンは歯の弱いお年寄りには食べにくい食材ですが、すりおろすと消化もよく食べやすいかと思います。
  お子様にも是非、地元の野菜を使ったお料理を作ってあげてください。
〜作り方〜
@レンコン、やまいもはすりおろしておく。
Aネギはみじん切りに、豆腐は十分に水切りしておく。
B@、Aと鶏ひき肉をボールに入れ、卵・片栗粉を加えよく練る。
CBに塩/胡椒で下味を付け、8等分し小判型に丸める。
Dフライパンにオリーブオイルとにんにくのスライスを入れ、火にかける。オイルににんにくの香りがついたらハンバーグ入れを両面色よく焼く。
E皿に盛り、大根おろしと味ぽんを上からかけ千切りにしたゆずを天盛りにし、ゆでたブロッコリーとミニトマトを添える。
※アツアツをお召し上がりください。
(オリーブオイルの代わりにごま油でも香ばしく美味しいです。)

〜使用食材の効能〜
◎レンコンの効能
レンコンには100g中食物繊維の総量が2.0gと多く、そのほとんどが便のかさを増やすといわれる不溶性の食物繊維です。
野菜の中では糖質分が多くエネルギーが高めですが、食物繊維の働きで腹持ちが良いのが特徴です。
今回紹介したレンコンハンバーグはまたビタミンCが48mgと多く、熱に強いのが魅力的です。

栄養部


”本場越前の味を患者さんに”

 10月29日福井県知事認定のそば匠、樅山甚太郎氏によるそば打ちの実演が楽しいお話と共に行われました。患者さんは自家製そば粉を使った作りたての“越前そば”を堪能しました。

そば打ち


”薬剤師から患者の皆様へB お薬の正しい服用方法をご存知ですか”

 お薬は、上半身を起こした状態でコップ一杯程度(200ml前後)の水かぬるま湯と一緒に飲むのが原則です。 寝た状態や水なしで飲みますと、お薬が食道にくっついて溶け出し食道の粘膜を傷つけたり、時には潰瘍や出血を引き起こすこともあります。
上半身を起こすことにより食道が垂直になってお薬が通りやすくなり、また、水と一緒に飲むことにより食道が広がり、胃まで押し流してくれるので、このような危険を防ぐことが出来るというわけです。 特に、高齢者の方は飲み込む力が低下していることがありますので、なるべく多目の水で飲むようにして下さい。
また、多目の水で飲むほうがお薬の溶け方もよく血液中の濃度も高まりますので、それだけ効き目もよくなります。
その他、錠剤を細かく噛み砕いたりカプセル剤を開いて飲みますと、お薬によっては十分な効果が得られないばかりか副作用を引き起こすこともありますので、「錠剤やカプセル剤は飲みにくい」という方は、遠慮なく医師、薬剤師にご相談ください。


”当院院長が専門医として紹介されています。”

金沢のOL life style magazaine「A・haha」vol.33の「OLクリニックコーナー」の、今月の先生で当院の佐藤秀次院長が「片頭痛」の
相談にあたっています。

a-haha


”患者さんのリハビリ作品紹介コーナー”

木目込みパッチワーク

作品名:木目込みパッチワーク
「ゆり」
荻田 恵美子 さん 作


”ふれあい健康相談”

 地域の人たちとのふれあいを大切にしようと13年度には、春、秋と2回の健康相談を開催しました。
  当日は、体脂肪測定、骨密度測定そして生活習慣病予防の相談を行ったところ、大変多くの住民の方が関心をもたれた様子でした。 報道関係の方も4社見えており、結果的には140名近くの方が相談に訪れました。
  今後とも地域に根ざした病院として何が貢献できるのか一人一人が考え努力して参りたいと思います。

ふれあい健康相談


”編集後記”

「ふれあい」創刊号を発行してから1年が経過しました。
これからも、読みやすく、皆様に楽しんでもらえる広報誌を心がけて編集していきたいと思っております。
ご意見等ありましたら、編集委員までぜひお聞かせください。

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