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■医療経営情報 No.151■ ★医療連携の基本的考え方 最近では、患者自身が情報を収集して、医療機関や治療方法を選択する患者主体の時代に入ったと言われています。このようななかで当院の医療連携は従来の病院に見られたような患者囲い込みの医療連携でなく、診療所は診療所の機能を、病院は病院の機能を役割分担する"病診・病病連携"を行っています。そのために当院に直接訪れた患者に対しても専門的診断・治療法が決定した時点で積極的に診療所等に逆紹介を行っています。この逆紹介を中心とした医療連携を積極的に推進するために2001年10月に地域連携室を設置し、本格的に医療連携に取り組んでいます。 当院では、機能分担による医療連携を推し進めるためには、それに合った医療連携システムが必要と考えました。なぜなら患者自身に"自分達のための医療連携"であると認識していただくためです。このシステムでは、患者自身の選択による医療機関への逆紹介を目的に「連携登録制度」を設け、県内の医療機関に登録をお願いしました。この医療連携システムがスタートした時点では、連携先は139医療機関でしたが、年々増加して、現在(2004年2月)274医療機関から登録をいただいています。また登録している医療機関の特徴などを載せた「身近な『かかりつけ医』ガイド」を作成し、患者に連携先を積極的に紹介しています。これによって、患者自身が身近な医療機関を選択でき、最近では「かかりつけ医」を持つ患者が着実に増え、その結果、紹介・逆紹介患者が順調に増えています(表参照)。
医療連携という仕組みが患者や医療機関の間で未だ必ずしも一般的になっていないなかで、地域の医療機関が"患者をその中心において"それぞれの機能に応じて分担していくことこそが患者中心の地域医療であり、これからも当院は、積極的に"患者中心の医療連携"に取り組んでいきたいと考えています。 |
