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■腰椎椎間板ヘルニアとは■ 腰椎椎間板ヘルニアは、青壮年者(16〜50歳くらいの者)の腰痛・下肢痛を起こす代表的な病気です。
発生頻度が最も高いのは、第4腰椎(L4)と第5腰椎(L5)の椎間(L4/5)であり、これに次ぐのが第5腰椎(L5)と第一仙椎(S1)の椎間(L5/S1)です。(下図@参照)
に分けられ、圧迫される神経と症状が異なります。(図A参照)
【内側型】(図Aの@) 【後外側型】 (図AのA)
坐骨神経痛は、ヘルニアの程度によって痛みの程度は様々であり、軽症のものから重症では日常生活に支障をきたすようになります。 【超外側型】(図AのC) ■腰椎椎間板ヘルニアの治療法■ このように椎間板ヘルニアには種々のタイプがありますが、難治性となった腰椎椎間板ヘルニアに対しては、MD法(別ページに説明あり)によるヘルニア摘出術が極めて有効です。ヘルニアにより圧迫されている神経は直径にしてせいぜい5mm弱であり、肉眼下で安全に扱うことには困難を伴います。 手術治療に際してとりわけ重要なのは、神経症状と画像所見との一致性です。すなわち、神経症状の十分な吟味から障害されている神経を診断し、更に画像検査から神経の圧迫部位を明らかにすることが重要です。症状分析が甘く、もっぱら画像所見に依存した手術治療を行うなら、症状の真の原因を見誤り、その結果患者さんの症状は手術をしたにもかかわらず良くならないということが起こります。「ヘルニアを手術したけれど、症状は良くならない」という苦情を耳にすることがありますが、これは手術部位の誤りや不適切な手術法が原因であると思われます。言い換えるなら、ヘルニアの部位診断と手術方法に誤りが無ければ、手術効果は必ず現れます。患者さんにとって最もつらい下肢の激痛は術後速やかに改善するのが普通です。更に、手術時期さえ適切であれば、下肢のしびれなども残りません。 最近では、他院で手術を受けられたが症状の改善がないと、再度、本院での手術を希望されて受診される患者さんが増加しています。この再手術例や、さらに再発例においてもMD法を用いて良好な治療成績が収められています。再手術や再発例の手術は、通常、神経根周囲の強い癒着によって初回手術とは比較にならない程の困難を伴います。しかし、手術顕微鏡は、このような不利な状況下でも大きな威力を発揮します。術野を埋め尽くす瘢痕組織(切り傷・火傷(やけど)・潰瘍(かいよう)などが治ったあとに残る傷あと。)の中から肉眼では見分けることの困難な神経を同定し、安全に剥離し、ヘルニアを摘出することができるのです。 顕微鏡手術の安全性が確立された今日では、保存的治療(薬物・理学療法など)で症状の改善が得られない、あるいは症状の悪化する患者さんは手術治療を考慮されるべきと考えます。下肢の痛みを取り除き、しびれや麻痺を後に残さないためには、適切な時期に手術を行うことが重要です。 ヘルニアにより圧迫された神経が麻痺し、変性してしまってからでは手遅れです。神経の回復力がまだ残っている時期に手術を行うことが非常に大切です。 腰椎椎間板ヘルニアの手術後は、翌日から歩くことができ、1週間〜2週間で退院できます。 このように手術顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア摘出術は、進行した腰椎椎間板ヘルニアに対する安全で根本的な治療法であり、かつ正常な生活への早期復帰を可能にする確かな治療法です。 腰椎椎間板ヘルニアで悩まれている方は脊椎専門外来(別ページに説明あり)まで気軽にご相談ください。 2008 copyright www.nouge.net 椎間板ヘルニアに関する情報のページ |
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