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認知症 |
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| ■認知症@■ | |
以前「痴呆症」と呼ばれていましたが、病名に抵抗を感ずる方が多いため「認知症」という呼称が使われるようになりました。しかし、この病名は病態を正確にあらわしているとは言い難く、認知障害を生ずる状態に使われます。
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| ■認知症A■ | |
「認知症@」で説明いたしましたが、アルツハイマー型の場合ある程度進行を遅らせることは可能でも症状を改善させることは困難で、脳血管型の場合は生活習慣病に対し注意することで発生を予防することは可能でもいったん発症すると治療は不可能です。しかし、認知症と同様な症状でも治療が可能な疾患もあります。甲状腺ホルモンが不足している場合や、うつ病は不可逆的な認知症と鑑別するべき状態ですが、外科的な手術によって症状が改善するものもあります。それは正常圧水頭症(図1)と以前解説した慢性硬膜下血腫です。慢性硬膜下血腫の場合は脳の表面に貯留した血液を抜き出すことにより症状が改善します。脳の内外には脳脊髄液(以下髄液)が循環しています。この髄液の循環が何らかの原因で滞ると頭蓋内に貯留してしまい脳を圧迫します。これには先天的なものや髄膜炎、くも膜下出血の後に生じることが多いのですが、時に高齢になって原因もないまま発生することがあります。髄液の圧が高くないにもかかわらず髄液が貯留し認知障害、失禁、歩行障害が現れます。これは、髄液の流れを改善する手術(図2)を施すことにより症状が改善します。
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| ■認知症B■ | |
記憶力が年齢を重ねるごとに衰えてくることは多くの方が実感していると思います。しかし、その記憶障害と認知症(痴呆症)とどこに境があるのかはっきりさせるのはかなり分かりにくい問題です。知っている人でもすぐに名前が出てこなかったり、物をどこに置いたか忘れてしまうということで外来に来られる方も多くおられますが病的である場合はあまりありません。客観的に認知症があるかどうか検査する方法に長谷川式簡易知的機能検査(HDS-R)があります。日付や場所等がわかるかどうか、簡単な計算ができるかどうか、簡単な記憶ができるかなどを調べ点数化します。この検査は外来で10分程度で終わります。この検査で認知症が認められた場合、MRIを用いて脳血管障害や脳腫瘍、あるいは慢性硬膜下血腫、水頭症等の器質的疾患がないかどうか調べ治療方針を検討します。長谷川式簡易知的機能検査(HDS-R)で正常範囲でも、最近では脳血流を調べるSPECT装置を用いた検査で特殊処理をすることにより早期のアルツハイマー病を診断することが可能になり、軽度のうちに治療を開始することが可能となってきました。
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認知症の症状 |
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