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■くも膜下出血とは??■ 脳表を被う薄いくも膜と脳のあいだのスペース(くも膜下腔)に出血した状態をくも膜下出血といいます。
くも膜下出血を起こす病気は色々ありますが、成人では8割以上で脳動脈瘤破裂が原因です。動脈の壁の弱い部分が風船状に膨らんだ状態を動脈瘤といいます。(下図)
動脈瘤の壁の最も弱い部分(ブレブ)から出血が起こり、一瞬にくも膜下腔に広がります。精神的緊張、興奮、力みなどによる血圧上昇が動脈瘤破裂の引き金と考えられています。それまで健康な人が突然倒れる恐ろしい病気として良く知られるようになりました。 ■診断■ くも膜下出血が疑われたなら、まずCT断層撮影を行います。これで診断できない場合は、腰椎穿刺(ようついせんし:腰椎間から脊髄腔へ針を穿刺して、脊髄液を採取したり麻酔薬などを注入したりすること。)を行います。これらの検査で、くも膜下出血と診断されたなら、MR血管撮影、CT血管撮影、あるいは脳血管撮影などを行って、脳動脈瘤の診断を行います。 ■治療■ 脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、可能な限り早期に動脈瘤を治し、動脈瘤からの再出血を防がなければなりません。 ・動脈瘤が破裂か?未破裂か? @脳動脈瘤クリッピング術
A血管内治療
両者の決定的な違いは、頭を開くか開かないかであり、処理を動脈瘤の外から行うか内から行うかです。いずれの方法をとるにせよ、それぞれに異なるリスクがあります。 ■続発症■ 脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、再出血の防止のため早めに動脈瘤処理が必要です。しかし、動脈瘤の処理が無事済んでも、さらに次の問題があります。@脳血管れん縮
動脈が細くなり過ぎると脳の血流が悪くなり、脳梗塞が起こります。血管れん縮は出血後約1週間で発現し、2、3週間で自然に消失します。この間、大きな脳梗塞が発生すると、後に後遺症が残ります。脳血管れん縮を予防する薬はありません。現在、点滴で血液量を増やしたり、血圧を上げたりして脳の血流を維持する治療が行われています。
これに対しては脳室腹腔シャント術(脳室から腹腔へ貯留した液体を誘導する手術)が行われます。手術で脳室の大きさは正常になり、症状は消失しますので、心配はいりません。 これらがくも膜下出血の主な続発症です。 |




