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 脳梗塞(のうこうそく)に対する新しい治療ができるようになりました。しかし、脳卒中といっていも漠然としかわからないこともあるかと思いますので、今回から脳卒中についてしばらく解説いたします。脳卒中とは脳血管障害の別名です。脳の血管に異常が起きたことによる病気のことですが、「卒」とは突然で前触れがないという意味で、「中」とは何かに当たるという意味です。古来中国では病気は悪い風によってもたらせると信じられていました。脳卒中とは脳が突然悪い風に当たるという意味で、「中風」という言葉も同様の意味です。
  脳卒中は、大きく分けて血管がつまって起きるものと出血して起きるものがあります。血管がつまった場合は脳梗塞と呼ばれます。ここで梗塞の「梗」は「硬」ではないことに注意してください。「梗」も「塞」もふさがるとかつまるという意味です。脳梗塞はさらに脳の血管自体の問題でおきる脳血管症(のうけっせんしょう)と脳以外の部位で血液の塊ができそれが脳まで流れて血管をつめてしまう脳塞栓症(のうそくせんしょう)があります。
  出血には脳内出血とくも膜下出血があります。それぞれ病態と治療法が違いますので別で解説していきます。