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■認知症B■ 記憶力が年齢を重ねるごとに衰えてくることは多くの方が実感していると思います。しかし、その記憶障害と認知症(痴呆症)とどこに境があるのかはっきりさせるのはかなり分かりにくい問題です。知っている人でもすぐに名前が出てこなかったり、物をどこに置いたか忘れてしまうということで外来に来られる方も多くおられますが病的である場合はあまりありません。客観的に認知症があるかどうか検査する方法に長谷川式簡易知的機能検査(HDS-R)があります。日付や場所等がわかるかどうか、簡単な計算ができるかどうか、簡単な記憶ができるかなどを調べ点数化します。この検査は外来で10分程度で終わります。この検査で認知症が認められた場合、MRIを用いて脳血管障害や脳腫瘍、あるいは慢性硬膜下血腫、水頭症等の器質的疾患がないかどうか調べ治療方針を検討します。長谷川式簡易知的機能検査(HDS-R)で正常範囲でも、最近では脳血流を調べるSPECT装置を用いた検査で特殊処理をすることにより早期のアルツハイマー病を診断することが可能になり、軽度のうちに治療を開始することが可能となってきました。
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