■トップページ>>■脳神経外科講座【頭部疾患】>>■認知症【認知症A】 |
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■認知症A■ 前回説明いたしましたが、アルツハイマー型の場合ある程度進行を遅らせることは可能でも症状を改善させることは困難で、脳血管型の場合は生活習慣病に対し注意することで発生を予防することは可能でもいったん発症すると治療は不可能です。しかし、認知症と同様な症状でも治療が可能な疾患もあります。甲状腺ホルモンが不足している場合や、うつ病は不可逆的な認知症と鑑別するべき状態ですが、外科的な手術によって症状が改善するものもあります。それは正常圧水頭症(図1)と以前解説した慢性硬膜下血腫です。慢性硬膜下血腫の場合は脳の表面に貯留した血液を抜き出すことにより症状が改善します。脳の内外には脳脊髄液(以下髄液)が循環しています。この髄液の循環が何らかの原因で滞ると頭蓋内に貯留してしまい脳を圧迫します。これには先天的なものや髄膜炎、くも膜下出血の後に生じることが多いのですが、時に高齢になって原因もないまま発生することがあります。髄液の圧が高くないにもかかわらず髄液が貯留し認知障害、失禁、歩行障害が現れます。これは、髄液の流れを改善する手術(図2)を施すことにより症状が改善します。
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