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■アミロイド・アンギオパシーによる脳出血とは??■

 脳の動脈にアミロイドという異常蛋白が沈着するために起こる脳出血です。60歳以上の高齢者で起こりやすいと言われています。血圧や糖尿病との相関はなく、比較的短期間に再発する大脳表面下(皮質・皮質下)の脳出血です。男女差はありません。出血部位は前頭葉、頭頂葉、後頭葉の順に多くみられます。
出血によって痴呆が発現する場合があります。出血部位によっては、半身麻痺・言語障害・視野障害などが発現します。生命にかかわる大出血につながる場合もあります。  

■診断■

 高血圧を持たない高齢者で、前頭葉や頭頂葉、後頭葉の表面下に広がる脳出血を見たなら本症を疑います。特に、出血が多発する場合や、繰り返す場合にはその可能性は高くなります。出血の部位や程度の診断はCTやMRIで行います(下図)。確定診断は現時点では、脳動脈の病理診断によらなければならず、手術例や剖検例に限られます。

アミロイド性脳出血

所見:右頭頂葉内に不規則な脳出血を認める

■治療■

 高齢者に多いため、内科的治療を中心に行います。手術により血腫を除去しても、すぐに再出血することが少なくありません。脳出血の再発は16%以上あるといわれています。