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■脳梗塞の種類■

脳梗塞は通常、次の3つのタイプに分類されます。

 ・心原性脳梗塞
 ・アテローム血栓性脳梗塞
 ・ラクナ梗塞

ここではアテローム血栓性脳梗塞について説明します。

■アテローム血栓性脳梗塞とは??■

 頸部の内頚動脈の内壁にアテロームという脂肪の塊ができ、これが増大する過程で次の問題が起こります。アテロームの原因は高血圧や糖尿病、高コレステロール血症、喫煙などですので、この国でも増加が見込まれています。
アテロームに血栓ができ、その一部が剥がれて目に流れると一時的な失明(一過性黒内障)が起こります。
また、この血栓が脳へ流れると言語障害や片麻痺などが起こります。これら症状が24時間以内に消失するものは、一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれ、脳梗塞の前徴と考えられています。比較的大きな血栓が脳に流れた場合や、アテローム部位で動脈が閉塞した場合には、様々な程度の脳梗塞が起こります。

■診断■

 脳血管MRI(下図)や脳血管撮影で、動脈の狭窄程度やアテロームの潰瘍の有無を検討し、これに基づいて治療法を決定します。

 

■治療■

 狭窄程度が軽度で、アテロームに大きな潰瘍がない場合にはアスピリンやパナルジンなどの血小板凝集を抑制する薬が使われます。 一方、狭窄程度が高度の場合や潰瘍が大きな場合には、アテロームを摘出する手術(内膜剥離術)が行われます。術前狭窄していた血管は、術後拡張されます(下図)。しかし、高血圧や糖尿病などの原因疾患の治療が不十分な場合には、再発が起こるので注意が必要です。