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■破裂脳動脈瘤に対する治療方針■

 くも膜下出血を起こした脳動脈瘤(破裂脳動脈瘤)に対しては手術治療(クリッピング術)を原則としています。70歳以上の高齢者や他の疾患のため手術治療のリスクの高い患者では血管内治療を選択する場合もあります。術後は脳室体外ドレナージによる脳圧の管理を行っています。脳血管攣縮に対しては補液管理と昇圧療法で対処します。 シルビウス裂内血腫を伴う重症例では減圧開頭術を併用しています。
  手術治療のタイミングは、脳内血腫を伴う重症例では緊急手術を行っていますが、その他の場合には充分な全身チェックと準備が整えられてから手術を開始しています。可及的早期の手術を心がけています。

■未破裂脳動脈瘤に対する治療方針■

 治療の適応は動脈瘤のサイズと形状を主な指標としています。すなわち、直径3mm以上の動脈瘤や形状の不規則な動脈瘤(特にブレブのあるもの)を治療適応としています。但し、70歳以上や重篤な基礎疾患を有する患者では、手術の危険性が有用性を上回るため、血圧管理等の保存的治療を行います。
  未破裂動脈瘤の治療では、手術治療と血管内治療を使い分けていますが、術者の判断と患者の希望を考慮して決定しています。