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■頚椎疾患外科治療の基本方針■

1)前方から脊髄や神経根の圧迫原因を除去します。
2)椎間固定と椎体置換には原則としてセラミックを使用します。
3)手術は手術顕微鏡下に行います。
4)金属を用いた固定術は原則として行いません。

■主な頚椎疾患の手術方法■

椎間板ヘルニア 前方から脱出したヘルニアを摘出します。セラミックで椎間固定を行います。
変形性頚椎症

前方から椎体後縁に形成された骨棘を除去して神経組織の圧迫を除去します。
セラミックで椎間固定を行います。

頚椎後縦靭帯骨化症

 骨化巣が1〜3椎体までは、前方から椎体削除を行い、骨化巣を摘出します。セラミックあるいは腸骨で椎体置換を行います。1椎体置換ではセラミックを用い、2から3椎体では今までのところ腸骨を用いています。4椎体以上に及ぶ場合には、椎弓形成術を併用します。

脊柱管狭窄症

1〜2椎間の範囲では、前方からセラミックを用いた骨棘除去と椎間固定術を行います。3椎間以上に及ぶ場合には、椎弓形成術を行います。

■術後の離床及び退院■

 術後は、椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、脊柱管狭窄症(前方法)ではフィラデルフィア型コルセットを着用します。翌日から坐位を許可し、2日目から歩行を開始します。
  椎体置換例では、アドフィットコルセットを着用し、翌日には坐位を許可し、歩行開始は3〜7日です。退院は一般的に、椎間固定で約4週間、椎体置換では4週間以上としています。

■平成18年頚椎疾患外科治療成績■

総 数
72例(内MD法手術:35例)
年 齢
36〜78歳(平均年齢:59歳)
男女比
・男性52 ・女性20